射出成形とはWHAT’S
プラスチック材料を加熱溶融し、製品一種類ずつに金型があり、専用の金型を用いて加圧注入し、固化させて成形を行う方法が射出成形です。
一般的な射出成形機では、ペレットと呼ばれる粒状のプラスチック原料をホッパから供給し、それを加熱したシリンダ内で溶融します。
シリンダ内には回転しかつ前後に動作するスクリューがあり、ペレットはスクリューの回転によりシリンダ前部へ供給され、順次溶融されます。
射出時にはこのスクリューがシリンダ内を前方へ動いて、溶融した材料をシリンダ前部のノズルから金型内へと射出を行います。
金型は水等で冷却され、射出された材料が冷やされて固化すると型を開いて製品を取り出します。
この一連の工程は自動化されており、成形品を大量に生産することが可能となります。
射出成形では日用品から精密部品まで、大きさもワッシャ類のような小物からケース類のような比較的大きなものまで様々な製品が作れます。
射出成形の強みSTRENGHT
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0130t~180tの機械設備
小物から中型製品まで対応可能
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02インサート成形品の対応可能
S・H-PVCの成形が可能 -
03金型から2次加工まで対応可能
クロームメッキ・真空蒸着メッキ 等
オリジナル製品をお考えの皆様へ
素材MATERIAL
JIS略語 | 樹脂名 | 特長 | |
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汎用 プラスチック |
ABS | ABS樹脂 | 光沢、外観、耐衝撃性に優れている。 |
H-PVC | 硬質塩化ビニル樹脂 | 燃えにくい。軟質と硬質がある。水に沈む(比重1.35~1.45)。表面の艶・光沢が優れ、印刷適性が良い。 | |
PP | ポリプロピレン | 最も比重(0.9~0.91)が小さい。耐熱性が比較的高い。機械的強度に優れる。 | |
PE | 低密度ポリエチレン | 水より軽く(比重<0.94)、電気絶縁性、耐水性、耐薬品性、環境適性に優れるが、耐熱性は乏しい。機械的に強靭だが柔らかく低温でももろくならない。 | |
高密度ポリエチレン | 低密度ポリエチレンよりやや重い(比重>0.94)が水より軽い。電気絶縁性、耐水性、耐薬品性に優れ、低密度ポリエチレンより耐熱性、剛性が高い。白っぽく不透明。 | ||
PS | ポリスチレン | 軽くて剛性がある。断熱保温性に優れている。ベンジン、シンナーに溶ける。 | |
エンプラ | PC | ポリカーボネート | 無色透明で、酸には強いがアルカリに弱い。特に耐衝撃性に優れ、耐熱性にも優れている。 |
PA6 | 6ナイロン | 比較的吸湿性が高く強靭で、コストパフォーマンスに優れている。 | |
PA66 | 66ナイロン | 比較的高温環境下で使用される。6ナイロンよりも吸湿性が低く、弾性率も高い。 | |
POM | ポリアセタール | 白色、不透明で、耐衝撃性に優れ耐摩耗性が良い。バネ特性がある。 | |
PBT | ポリブチレン テレフタレート |
白色、不透明で、電気特性その他物性のバランスがいい。 | |
軟質系樹脂 | TPE | オレフィン系 エラストマー |
高温で流動性があるため、加工性、成形が容易。充填剤を入れなくとも強度がある。着色がしやすく、自由度が高い。耐熱性、耐油性は低い。 |
TPU | ウレタン系 エラストマー |
耐摩耗性が抜群によく、機械的強度、衝撃強度が高い。耐油性、耐薬品性、耐オゾン性等が良好。 | |
S-PVC | 軟質塩化 ビニール |
燃えにくい。軟質と硬質がある。水に沈む(比重1.15~1.35)。表面の艶・光沢が優れ、印刷適性が良い。絶縁性、耐老化性に優れる。ゴムのようなエラストマーや皮革のような風合いが得られる。 |
機械設備FACILITY
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- ● 新潟製 30t 2台
- ● 新潟製 35t 1台
- ● 新潟製 75t 1台
- ● 東洋製 180t 1台
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- ● 日精製 60t 1台
- ● 日精製 80t 1台
- ● 日精製 120t 1台
- ● 日精製 160t 1台
- ● その他、機械設備
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